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鳥居薬品 労働組合費を着服 (2011年1月19日 毎日新聞より)

日本たばこ産業(JT)の子会社で東証1部上場の医薬品メーカー「鳥居薬品」(東京都中央区)の労働組合費約2,600万円を着服したとして、警視庁捜査2課と中央署は19日、労組の元中央書記長の30代の男性を業務上横領容疑で逮捕した。 「自分名義の競馬用口座に入金した」と容疑を認めているという。

逮捕容疑は05年9月~06年2月、鳥居薬品労組名義の複数の口座から26回にわたって組合費約2,600万円を自分名義の預金口座に振り込み、着服したとしている。捜査2課によると、男性は労組の財政部長や中央書記長として、組合費の口座を事実上1人で管理。03年3月から6年間で110回にわたって計約7,500万円を競馬のために出金したが、2,600万円分は返せなくなったという。09年4月に別の労組幹部が口座の残金が減っていることに気付き、着服が発覚。男性は5月、懲戒解雇されていた。

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